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 パン粉製造の夢

パン粉製造の夢
〜日本で生まれ、世界に育つ〜

パン粉の誕生

 今から約120年前、黒船来航によって日本の夜が明け、 欧米諸国の文明が押し寄せるように入ってきた明治時代。 街に西洋料理店が登場してきた頃、レストランのメニューの中にはコロッケや魚フライもありました。 衣はもちろん「パン粉」でしたが、外国製パン粉は大半がビスケットや乾パンを粉末にしたようなものでした。 しかし料理人たちは高価すぎたのか、それを使わずに食パンをほぐし、 金網のふるいで細粉して自分でパン粉を作りました。……これがパン粉のはじまりです。


順調に伸びたパン粉の生産

 その後大正、昭和と世の中の進歩と共にパン粉の生産は順調に伸びてきました。 特に昭和40年代以降、冷凍食品の好調な伸長に支えられ、市場規模は拡大し、 平成14年で約16万トン、その構成は業務用約85%、家庭用約15%となっています。

海外でも人気商品に

  昭和50年代、ヨーロッパや英国では日本市場の魚のフライ商品を見て、 魚のフィレ(切り身)のフライが研究・開発され、市場に出回るようになりました。 その頃、アメリカでも特に西海岸を中心にエビフライ、魚のフライを作る冷凍食品 メーカーが出てきました。パン粉は日本のパン粉メーカーが教えました。 ですから商品のパンフレットにはきちんと「ジャパニーズスタイルのパン粉使用」と書かれていました。

 一方、韓国や台湾でも、現在では百貨店・スーパーの食品売り場には 冷凍食品がたくさん並ぶようになり、また小袋のパン粉も数種売られるように なりました。これらの製造技術も、もちろん日本から発信したものです。

 中国、アジア諸国ではハンバーガー等の外食産業が次第に普及し、個人所得水準も徐々に向上してきております。 これからフライ食品(冷凍食品)が売れ、パン粉の需要が拡大するものと、大いに期待されています。

 右上の写真はバンコクの有名料理の一つで「エビのすり身揚げ」で、とてもタイの風土気候とマッチしています。日本 人駐在人の人気も高い料理です。このようにパン粉を使った食品は具材が豊富で、且つ、野菜・肉・魚類を小麦粉の衣で包み油で揚げるため、 味覚・栄養のバランスのとれた食品です。したがって今後とも国境を越えて拡がり、 世界の家庭、レストランの愛されるメニューになると確信しています。 共栄フードのパン粉が世界中の人々の食卓のおいしさをサポートすること、これが「共栄フードの夢」であります。